Anytion

いつかだれかの役に立つかもしれないお話

応用情報技術者試験に1ヶ月で合格した話

令和4年春の応用情報技術者試験に合格することができました!

勉強が嫌い。知識もない。でも合格はしたい!そんな欲張りな私ですが、効率を突き詰めた超短期間勉強法が意外とうまくいったのでご紹介します。

 

 

この勉強方法で合格できる(かもしれない)人

できること

  • CPUやメモリなど代表的なPCパーツの役割はわかる
  • AIやVRビッグデータなど、最近のニュースに取り上げられるものはわかる
  • パソコンやスマートフォンを自力で使いこなせる
  • 順次、分岐、繰り返しでアルゴリズムが組める

できていなかったこと

 

使用した参考書と教材

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合格するための作戦

1.得意分野を伸ばし、苦手分野を捨てる

応用情報技術者試験の出題範囲は膨大です。専門性はあまりありませんが、範囲がとにかく広い。ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、システム開発、プログラミング、果ては財務や経営に関する知識まで。その中には当然、興味のある分野もあれば、参考書を3行読んだだけで嫌になるものもあります。

応用情報技術者試験は100点を取る必要はありません。60点をとればいい。苦手な範囲は捨ててしまいましょう。私は2進数や形式言語、データベースを完全に捨てました。

 

2.セキュリティは徹底的に押さえる

どんなに苦手であろうと絶対に避けてはいけないのがセキュリティです。午後試験では必須科目、ここは手を抜いてはいけません。自分の強みを増やすためにも最優先で勉強しました。

 

3.午前は過去問中心に、午後は考え方の習得を中心に

応用情報の午前試験は、多くの過去問が出題されることで有名です。全て選択式なので、意味がわからなくても答えを覚えておけばOK。これはとてもありがたい。ただでさえ範囲が広いのですから、高確率で出題される過去問はできる限り回答できるようにしておきたい。

対する午後試験は記述式です。しかも、過去同じ問題が出題されたことはありません。そこで多くの用語を覚えるよりも、仕組みや考え方を理解する方が大事だと考えました。最悪、単語がわからなくても、別の言葉に置き換えて説明すればよいのです。伝えたい内容さえ合っていれば、部分点くらいはもらえるのですから。

 

勉強の流れ

1.合格教本でセキュリティの勉強をする

まずは最低限必要な知識として、合格教本でセキュリティ分野を読み込みました。ここは避けて通ることはできないので、単語の1つ1つを確認し、よくわからない場合はネットで知識を補完しました。正直、サイバー攻撃のところなど、数があまりに多すぎて読むだけで眩暈がしますが、単語を確実に覚えなくてもいいので、まずは仕組みを理解することを目指して読み込みました。

 

2.毎日「応用情報技術者過去問道場」で過去問を解く

次に午前試験対策として、毎日「応用情報技術者過去問道場」で過去問を解きました。対象は最も直近2回を除いた直近の10回分(直近3~12回目分)。解いた問題は必ず答え合わせし、正解した場合も外れた場合も解説をしっかり読みます。私の場合、最初は大体40点前後でした。ただ、直近10回分の2周目に入ると、「あ、これ見たことがあるな」という問題が増えてきます。その頃になると点数がどんどん上がりだし、2周目が終わるころには大体70~80点をとれるようになりました。

 

3.午後試験の情報セキュリティ分野を2回分解く

午前試験の正解率が60%を超えるようになってきたら、午後試験対策を始めました。とはいえ、午後試験は記述式ですし、先述したように過去問と同じものは出題されません。同じ問題が出ないなら過去問をやりこむ必要はないと判断し、基礎知識をベースに応用力を高めることにしました。

まずはセキュリティの過去午後問を2、3回分ほど解いて、出題や回答ルールの雰囲気をつかみます。大体こんな問題が出るんだな、というのがわかれば次へ。

 

4.キタミ式イラストIT塾をひと通り読む

最後にキタミ式イラストIT塾で広く知識を補完しました。キタミ式は図解を多用しているため、とてもわかりやすい。情報量は多くありませんが、午後試験は高度な専門性よりも、基礎知識を元に応用する力を問われていると感じます。マニアックな単語はほぼ出てきません。代わりにこういうときどうするか、という王道のエピソードが出題されます。そこで、多くの単語を詰め込むよりも、わかりやすいキタミ式で、各分野の基本的な単語や仕組みを広く浅く理解し、自分の言葉で説明できるようになることを目指しました。まずは全体を1周、もう少し理解したいなと思った分野はもう1周読みました。

 

結果

午前午後ともに75点前後で1発合格しました。

何十時間と勉強したわけではないので、1発合格は難しいかもしれないと思っていましたが、時間をかけるよりも要点を絞って対策することが重要だと思いました。「勉強」ではなく「対策」が重要です。逆にやみくもに時間だけを重ねても、効果は薄いと思います。

 

以上、応用情報技術者試験に1ヶ月で合格した話でした。
この記事がこれから受験する誰かの役に立つことを祈っています!